
いつものパターンで始まったWWDC2005。まずはiPod/iTMSの売り上げが依然好調なのをアピールし、またMac OSX 10.4(Tiger)への移行も順調に進んでいると発表。
「It's true!」とIntelのロゴをもじった(最後のeがちょっと下がってる)スライド。参加者、関係者はこれだけで理解できる。
2週間前から噂になっていたIntelプロセッサへの移行を発表。主な内容は以下の通り。
- 2006年の同時期にIntelプロセッサ搭載のMacを発売、2007年中には移行を完了
- Xcode 2.1を提供
- PowerPC、Intelプロセッサで動作する「ユニバーサル・バイナリ」が作成可能
- ダイナミック・バイナリ・トランスレータ「Rosetta」により、既存ソフトも動作可能
- デモはPentium4 3.6GHz搭載機により行われた
- 歴代OSXはIntelプロセッサですべてコンパイルされてきた
- 次のMac OSX 10.5のコードネームは「Leopard」で2006年のWWDCで発表、1年以内に発売
- 「Developer Transition Kit」としてPentium4 3.6GHz搭載機、Mac OS X Tiger 10.4.1 for Intel、Xcode 2.1が999ドルで開発者向け(ADC Selectメンバー以上)で提供(ただし、2006年末までに返却が必要)
まず、Pentium4っていうのがちょっと意外。OSXは64bit OSだっていう宣伝はどこへ行ったのか。そして、クロックスピード以外に現状ではPPC970に勝るところがあるのかが疑問。また、今後主流となるであろうマルチコア技術にはIBMに一日の長がある。実際の製品に搭載されるのは「Merom」「Yonah」だとは思うが、90nmプロセスでもたついたIntelが65nmでロードマップ通りリリースできるのか。(イメージアップ以外に)Intelへのメリットは?
そして、「ユニバーサル・バイナリ」と呼ばれるFATバイナリだとアプリが肥大化してしまう。
「Rosetta」がどれくらいのパフォーマンスが発揮できるのか。68K→PowerPCの移行時は性能差がかなりあったため問題なかったが、Adobe Photoshop CS、MS Officeが動作していたようだがエミュレーションで本当に「どっち(エミュレーションなのかネイティブか)で動いているか気づかない」ような動作をするのか。OS9(Classic)資産については?
一番の問題は買い控え。今後1年何を売るつもりなのか。Intelが嫌いな層(もしくはPowerPC信者)の駆け込み需要が収まったら誰もG5/G4マシンは買わないと思うが、iPodでも売って凌ぐつもりなのか。
Press Release(excite翻訳)